神様の創造-13【神様の創造-13】 『自分の責任』 この世界へ来た理由はなんでしょうか? こんなに苦労や悲しみの世界へ、わざわざ生まれてきた理由は? この世界が苦しみや悲しみだから、そこから成仏するためでしょうか? それとも、「最後の審判」を受けて、永遠の命を得るためでしょうか? 私は、なにを信じることも自由だと思います。 神様を信じても。 人を信じても。 お金を信じても。 すべて自由だと思います。 ただ、どのような選択もできますが、結果という責任は自分が取るだけです。 自分の人生で、自分以外の人が責任を取ることはできません。 ですから、親や兄弟、友人、上司や同僚、社会を怨んでも、自分が責任を取らなければなりません。 この社会の総意として、責任転嫁が横行している現実ほど不幸なことはありません。 相手のせいにすることは、自分の責任転嫁であることを知る必要があります。 宗教の肩を持つわけではありませんが、「勧誘されて騙された」という話がよく聞かれます。 「騙した方が悪い」ということになるようですが、これは変な話です。 法的解釈がそうなっているのですが、私から見れば、両方が同罪です。 この世界は、自分が自分に責任を取ることが大原則なのです。 自分に責任がないと信じている、無責任な人が多くて困ります。 無責任な人は自分を大事にしません。 健康が自分の責任と思っていません。 具合が悪ければ、病院で治して貰うだけです。まるで自動車の修理のようです。 自分の不幸は自分のせいではありません。ですから、神様に祈願してもらいます。 自分の幸せは自分のせいではありません。誰かが自分を幸せにしてくれると信じています。 自分は法律を守っているから、事故が起これば相手が悪いのです。 こんな人が多くて困ります。 自分が自分に責任を取ることを忘れています。 それで、自分が犠牲者と思う人が多くいます。 親がもっとお金持ちで、優しくて、理解があったらよかったのに。 もっと頭がよく、美人で、スタイルがよく、スポーツ万能ならよかったのに。 もっと運がよくて、ステキな恋人と巡り合い、結婚できればよかったのに。 そうなれない自分を嫌い、恨み、呪います。 そうしてくれなかった両親を責め、恨み、呪います。 自分の思うようになれないのは、自分には責任がないからです。 自分の幸せも健康も、自分には責任がないのです。 ただ、自分の思うことを、叶えてくれる人を待ち望むだけです。 こんな迷惑な人を容認する社会は、異常です。 自分が自分の人生に、責任を取ることを教えればよかっただけです。 社会主義国家がうまくいかなかったのは、社会制度を変えるだけで、経済的に上手くいくと信じたからです。 国民が平等な環境を作れば、すべて上手くいくと単純に思ったのですが、 国民は上手くいかないのは、政治のせいですから、破綻するに決まっています。 自由主義は強い者が勝つだけです。自由と平等は法律上のみですから、現実ではありません。 不幸や貧しいのは、その人の努力が足りないからだと、決め付けた世界です。 お金持ち全員が、努力してお金持ちになったのではないのですが・・・ そこには冷酷な、数字がすべての世界があります。 圧倒的な貧しい人々が養っている、僅かな富裕な人がいるだけです。 このような世界を創っている人類は、他の動物とほとんど同じです。 生存と生殖のDNAだけ、つまり本能で生きているからです。 「愛」という言葉を知っていても、それを実現できる人は少ないのが現状です。 いま、「闇のヴェール」が破れて、光が地上へ届き始めました。 人類のDNAは、数万年の時を経て、ようやく一つひとつの電源が入りだしました。 既に多くのDNAの電源が入った人もいるそうです。 人類に夜明けがきたのです。 【神様の創造-14】へつづく |